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2020.12.8


【前面道路の向きで変わる!?】知っているようで知らない土地の価値について

住まい探しの際に、よく重要視される「どういった土地に住むのか」という事を気にされる方は非常に多いかと思います。お子様の学校区や周りの住環境、ご近所さんはどんな方がお住まいなのか?気になる事は沢山ありますよね。

今回は、それに匹敵するくらいお客様からよくご質問される「前面道路によって、どのように土地の価値が変わるのか」について、それぞれのメリット・デメリットを交えてご説明していきたいと思います。

特徴ある形の旗竿地にも魅力がある。

こちらの9つに分けた区画があった場合、[西側の道路に面した真ん中の土地][東側の道路に面した真ん中の土地]を基準としてご説明していきたいと思います。

この場合、真ん中に位置する「旗のついた竿のような形の土地」を旗竿地(はたざおち)と呼びます。また、別名 敷地延長の土地(敷延)や専用通路(専通)とも呼ばれています。

それでは、なぜ土地の利用の仕方や建物の設計に工夫が必要な旗竿地が存在するのでしょうか。これには、建築基準法が深く関わってきます。建築基準法には、火災などの災害時に必要な消火活動・救命活動を円滑にするための接道義務というのもが存在します。それにより「建築物は幅員4m以上の道路に2m以上接しなければならない」という大事な規定があるのです。さらに、旗竿地をつくらずに区画しようとすると細長い形になってしまったり、土地面積が思うように振り分けられなかったりする為、どうしても旗竿地が生まれます。

≪旗竿地のメリット・デメリット≫

旗竿地は、一般的に敬遠されがちな土地ではありますが案外メリットもたくさんあります。なんといっても1番のメリットは、周辺の土地相場より比較的価格が安くなっている点です。その為、人気エリアでも取得しやすい傾向にあります。また、道路に面していないので、車の騒音の影響が少なく静かでプライバシーも確保できます。さらに、小さなお子様がいらっしゃるご家庭では安全を考慮して旗竿地を好まれる方もいらっしゃいます。

但し、周りの建物の状況によってはデメリットに感じる場合もあります。その代表的な理由として挙げられるのは、隣接する住宅との圧迫感・日当たりや風通しが良くない・縦列駐車により出入りがしにくい等です。このようなデメリットも土地の広さやリフォーム・リノベーションをすることで解決できる場合もありますので、旗竿地をご検討される場合は建築業者に同行してもらう事をおすすめします。

人気のある南側の土地にデメリットはないのか?

南側の道路に面した土地は、日当たりがよく採光が確保されやすいことからとても人気があります。土地が広い場合は、さほど問題ではありませが、コンパクトな土地の場合はデメリットもありますので少し注意が必要です。

「道路に面している=人の視線が気になる。」

駐車場をどの方角へ配置するかにもよりますが、仮に敷地が限られていて南側へ配置した場合はリビングからの視界が駐車場のみとなりますので車しか見えないという状況になる事もあります。しかし、車好きの方やお庭がある場合は問題ないでしょう。

それとは反対に、北側へ駐車場をもってきた場合はどうでしょうか。この場合は、南側へ建物が寄せられる事になるので通行人の視線が気になりストレスに感じる方もいらっしゃるかもしれません。また、日当たりが良いという事は季節によって日差しがきつく感じるというデメリットもあります。どちらの場合も、外から家の中が見えにくい特殊なガラスや日よけ用のアウターシェードなどを設置するなどの工夫で解消できる場合もあります。

それでは、北側道路の場合はどうでしょうか。実際に、日当たりを気にされる方も多くいらっしゃいます。しかし、リビングを南側に配置しやすいというメリットもあり、設計次第では日当たりの良い生活空間をカタチにできる魅力があります。

土地の価値の目安

※④東・西の土地を基準とする。

それでは、最初にご紹介した図を基に前面道路の方角によってどれくらい土地の価値に差があるのか一般論でご説明したいと思います。

一般的に価値が高い順

①南東角地│基準より20%~30%程UP⇧

②南西角地│基準より20%程UP⇧

③南・北西角地・北東角地│基準より10%程UP⇧

④西・東│基準とする。

⑤北│基準より10%DOUN⇩

⑥旗竿地│基準より30%程DOUN⇩

 

※前面道路や間口の広さ・周辺の建物などの状況により価格が変動する為、実際の金額と異なる場合があります。予めご了承ください。

□建ぺい率(敷地面積に対する建築面積の割合)の緩和

・街区の角にある敷地

・道路に挟まれた土地

・公園、広場、河川などに接する土地

上記に挙げた条件を満たしている角地にある土地の場合は、建ぺい率の上限が10%緩和されることがあります。但し、各地方自治体によって詳細が異なりますので、角地であるからといって必ず緩和されるとは限りません。詳しくは、自治体の建築指導課へ確認されることをおすすめ致します。

□日当たり

さらに、日当たりによっても土地の価値が変わってきます。太陽の動きと共に南側は日当たりがよく北側は日当たりが悪くなるため価格に影響する場合があります。また、日が昇る東側に比べて日が沈む西側の方が日差しを強く感じます。しかし厳密にいうと、日が沈む午後の方が、日中に地面や建物自体がお日様によって熱せられている為同じ日差しでも強く感じてしまうそうです。

 

 

まとめ

価値観は人それぞれ、他の人にはデメリットでも自分にとってはメリットに感じる事もあります。大事なのは、ここは譲れないという優先順位を付けて土地探しをすることです。そうすることで、不動産業者との意思疎通にもつながり、より理想に近い場所がみつかりやすくなりますよ!

お住まい探しをされている方や転勤や相続などでご売却をお考えの方で、どこに相談したらよいかわからないとお困り場合はお気軽にご連絡下さい。

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