2021.8.2
リノベアイテム誰でも簡単DIY!初心者でもできるペンキの塗り方〜壁編〜
コロナ禍によって不要不急の外出を控える中、少しでもおうち時間を楽しむために新たにはじめた趣味にもランクインしているDIY。予想以上に長続きする状況に、すでに家の中はDIYによって快適に過ごされている方も多いのではないでしょうか。
そんな方のために、今回は家の中を飛び出して壁塗装に挑戦したい方のために大事な下処理から養生の際のポイント・塗装時のコツまでわかりやすくご紹介していきたいと思います。
この記事の内容
・コーキング剤やシーラーでの大事な下処理(前日準備)
・養生の際のポイント(事前準備)
・塗装時のちょっとしたコツ
※先日開催した塗装DIYの様子はこちらから▶︎初心者でも簡単!!「ペンキの塗り方講座Paint Party〜壁編〜」を開催しました。
これだけは揃えておこう準備物
※今回は、水性ペンキを使用しています。
塗装時に使う道具は、画像の左からペンキ・刷毛(ハケ)・ローラーの他、ペンキを入れるローラー皿を使います。新しい刷毛を使用する時は、毛払いをしてから使いましょう。塗装時に、余分な毛が壁に付着するのを防ぐことができます。
そして、ペンキから保護するためのブルーシートに養生テープとマスカーテープ・マスキングテープも準備しておきましょう。ブルーシートを使う場合には、粘着力の弱い養生テープでは剥がれやすいので注意が必要です。
これを、「やる」と「やらない」では大違い!!
塗装を始める前に、やっておくべき大事な下処理。
まず、壁に付着した汚れや塗装が剥がれている部分を、ご自宅にあるブラシやヤスリで綺麗に除去します。その後、水洗いで細かな汚れを取り除きますが大きな範囲を塗装する場合は、高圧洗浄機があれば大変便利です。これらの下処理を丁寧に行うことで、新たに塗り変えたペンキの耐久性が増すので必ずやっておきましょう。
また、十分に乾燥させる必要があるので、天気の良い前日に行うことをお勧めします。乾燥が不十分な場合もペンキが剥がれやすくなるので注意が必要です。
少ない範囲のDIYであれば、ここまででも十分塗装できます。しかし、壁に塗装する場合は割れて欠けている部分をパテや変性シリコンなどのコーキング剤(※隙間を埋めるための充填剤)を使って、なるべく段差を少なくしておきましょう。そして、ペンキ塗装をする前日までにシーラーと呼ばれる下塗り用塗料を塗って、細かな傷やひび割れなどを補強しておきます。ペンキとの密着性も良くなり耐久性も増すので、必ずやっておきたいひと手間です。
その他にも、「プライマー」や「フィラー」という下塗り塗料もあるので、店員さんに聞いて材質によって使い分けると良いでしょう。
100円ショップでも手に入る!?
あれば便利なマスカーテープの薦め
ペンキでの塗装に入る前に、塗装をしない部分の汚れを防ぐためブルーシートや養生テープを使って保護をしていきます。ペンキのはみ出しや飛び散りを気にせず作業ができ、道具の置き場所にも使えるので丁寧に行いましょう。
その時に、大活躍してくれるのがこちらのマスカーテープ
マスキング(養生)テープと、ポリ(養生)シートが一体となった画期的なアイテムです。
小さく折り畳まれたポリシートを広げてみると、このように広範囲を保護することができます。手で簡単に切ることができ、好きな大きさにカットできるのも魅力のひとつです。
シートのサイズも豊富で、ホームセンターで100円程度から手に入る低価格。100円ショップでも取扱いのある商品なので、見かけたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
養生の手順
① 全体をカバーするように、大きめのブルーシートで覆い養生テープでとめる。
<ワンポイント>
・紐を通すハトメがついていないタイプで、自由にカットできるブルーシートを使うと便利。
・コンクリートの床の場合は、ある程度の粘着力のある養生テープを使用した方が効率的。
・ブルーシートの隙間に風が入り込み浮き上がってしまうため、養生テープはブルーシート全体をとめるように貼る。
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② マスカーテープのマスキング部分をペンキを塗る壁側に合わせ、床と壁との境目に合わせて貼る。
<ワンポイントアドバイス>
・片手で始点を押さえ、テープに張りのある状態まで伸ばして貼る。
→終点を抑えて、さらに伸ばして貼るを繰り返す。
・コンセントの養生は、マスキング部分で一周するように囲う。
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③次に、マスカーテープのシート部分を広げ、最初に養生をしておいたブルーシートの上に被せ養生テープでとめる。
<ワンポイントアドバイス>
・ブルーシートとの繋ぎに使用する養生テープは、粘着力の弱いタイプでもよい。
・ドアや窓部分は、ポリシート部分を中心でまとめてマスキングテープなどでとめる。
この時、壁際の天井部分への養生も忘れずに行いましょう。
※代替品
今回ご紹介した材料がなければ、ご自宅にある大きめのゴミ袋と新聞紙で代用することも可能です。但し、滑りやすいのでご使用の際は安全に配慮してお使いください。
ペンキは薄く、二度塗りが基本
ここまでの下処理が完了したら、いよいよペンキを塗装していきます。
□まずは、ペンキの蓋を開ける前に缶を逆さまにして振り、中身の顔料が均一になるようによく混ぜます。
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□次にローラー皿へペンキを流し入れ、コンセント周りや壁と床との境目など細かい部分にハケを使ってペンキを塗っていきます。細かな部分を塗り終えたら、ローラーを使って壁全体にペンキを広げていきます。この時、一度に大量に塗ってしまうと気泡ができる場合があるので薄く塗っていきましょう。
<ワンポイントアドバイス>
・ローラーで塗装する場合は、WやMを描くように波状に塗りさらに上から一定方向に塗っていくと塗り残しを防ぐことができます。
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□1回目に塗装したペンキが指につかないくらいまで乾いたら、色ムラを防ぐため再度塗装をしていきます。
<豆知識ポイント>
同じペンキを塗装したのに、2度目の塗装の方が白っぽく見えるのはお分かりでしょうか?これは、ペンキが乳化状態のために白っぽく見えるためで、アルコール分が飛んでペンキが乾くことにより色は濃くなるので色ムラではありません。
マスキングテープを使って色を変える
2色以上を使用する場合は、先に塗った塗装が完全に乾いてからペンキを塗った側にマスキングテープを貼って塗装をします。
これを行うことにより、ペンキ同士の色混ざりを防ぐことができます。
養生剥がしは、お早めに!
せっかく上手に塗装ができたのに、最後の最後に失敗しがちなのが養生剥がし。ペンキを塗り終えたら、なるべく早くマスカーテープを剥がします。
そのままペンキが乾いてからテープを剥がすと、せっかく綺麗に仕上げたペンキの塗膜まで一緒に剥がれてしまう場合があるからです。万が一、剥がし忘れた際はなるべく早く剥がしゆっくり丁寧に作業することをお勧めします。楽しいからといって、豪快に剥がすことは絶対にやめましょう!
まとめ
準備には少し時間がかかりますが、丁寧に順番通りにやれば誰でも楽しく塗装をすることができます。一番大事なのは、「シーラーでの下塗りと丁寧な養生・よく乾かし養生剥がしはお早めに!」これだけは忘れずに、少々失敗してもご愛嬌ぐらいの気持ちで挑戦してみてはいかがでしょうか?
今回ご紹介したものは、全てホームセンターや100円ショップで揃えたものを使用しています。ちょっとした広さの壁やDIY作品の塗装などの参考になれば幸いです。
ご自宅の外壁リフォームをご検討中の場合は、弊社でも受け付けております。無料見積もりをご希望の際は、いつでもお気軽にお問い合わせください。
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